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おわりに

Daniel Roe

Daniel Roe

Open source maintainer and founder, leading the Nuxt core team.

TypeScriptの勝利。

バンドラーとしてではなく – 言語として。DenoとBunは長い間サポートしてきました。そして今、Type Strippingにより、安定版のNode.jsバージョンでネイティブに記述できるようになりました。「Types as Comments(コメントとしての型定義)」が実現すれば、ブラウザで直接記述することさえ可能になります。

そしてついにViteの時代が到来しました。今年、Viteのダウンロード数がwebpackを上回りました。それと同時に、Vitestの使用率も急上昇しています。新しいViteツールチェーンを採用する良いタイミングのようで、2026年は、Viteがさらなる進化を遂げる年になりそうです。 - より高速なViteを実現する「Rolldown」の安定版リリースに加え、すべてを一つに統合した「Vite+」の登場も期待されています。

私たちの開発ツールは、かつてないほど進化を遂げました。しかし、いま私たちが直面している本質的な問いは、それとは別のところにあります。「AIをどう捉えるべきか」という問題です。

AIは、ドキュメントの読み方、コードの書き方、アーキテクチャの選定など、あらゆるプロセスを変えようとしています。多くの企業が新たな開発パターンにすべてを賭けており、大多数のエンジニアにとっても、コーディングエージェントの登場によってコードとの向き合い方が変わりつつあります。

果たして、これは良い変化なのでしょうか?

統計によれば、2025年末までに生成されるコードの約30%がAIによるものになるようです。CursorやZedといったエディタが急速に支持を広げており(もっとも、シェア首位のVSCodeを脅かすまでには至っていませんが)、Claude、Gemini、Copilotといったエージェントベースのアプローチも目覚ましい成長を遂げています。

私たち開発者にとって、どんなツールを使うにせよ、「何が良いコードなのか」を見極める能力はこれまで以上に重要になるでしょう。言語の新しい機能を常に把握しておくことも欠かせません。また、その場の雰囲気でゼロから書き上げるVibe Codingに頼るのではなく、どのライブラリを基盤に据えるべきかを知る知識も求められます。

今や、わずか1日で新しいプロジェクトを立ち上げたり、既存のプロジェクトを簡単に移行したりすることが可能です。これはフレームワークやライブラリの作者にとって大きな挑戦です。ツールが開発者の役に立ち続けるためには、過去の慣習や惰性に甘んじることはできません。

しかし、この状況はすべてのユーザーにとって、楽観視できる理由でもあります。

2026年がどのような年になるか見守りましょう。より高速なツール、より優れた開発体験、そしてテクノロジーの力が私たちの主体性や選択肢を広げるレバレッジとして機能する未来を、私は確信しています。